「レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀DX」をクリア。
ダウンロード版は、連休終わりぐらいまでセール中のようなのでニンテンドーイーショップをチェック。
レイトン教授シリーズは、DSの3作品はプレイ済み、3DSのは途中までやった記憶がある。
あ、あとVS逆転裁判というのもクリアしたかな。
それほどコアなファンというわけではなく、レイトン教授とルークというキャラがいたな、ぐらいの記憶である。
キャラクターは一新。
前の記憶はほとんどないが、前作までを知っている必要はなさそうだった。
レイトン教授というキャラがいたということを知っている程度で十分か。
プレイ感覚としては、あまり変わらない。
元々スマホや3DSのゲームだったためか、少し古臭くも感じる。
ナゾの種類によっては、携帯モードで画面をタッチする方が楽。
謎の種類は豊富だが、ストーリーを進める上では邪魔。
ストーリー進行に集中している時は、進行に関係ないナゾをタッチしてしまうことがあり煩わしい。
ナゾだけを解くにはストーリーが邪魔。
自分は、いっそストーリーは完全に一本道にしてくれた方が良いと感じた。
特に移動はただ面倒。
勝手に移動して、戻りたい人は前に戻るという仕様にして欲しかった。
そう思ったのは、結局のところ探索部分に魅力を感じなかったから。
最初のうちはテキストやコインを探していたが、慣れてくるとナゾが出てくるとちょっと面倒だなという気持ちで探索の手が止まった。
ストーリーを進めるナゾと関係のないナゾには結びつきがないので、関係のないナゾを解くことに意味を感じられなかった。
ストーリーはこじんまりとしつつも先が気になる。
一話一時間かからないくらいではあるが、ストーリーを進めることのみに集中すれば、ちょっと長いかなぐらいで終わる。
もうちょっと一つ一つは短い方が自分好みであった。
見方を変えれば、一話が10分くらいの細切れになっているともいえるのだが、そこの演出には毎回「これいるかなあ?」と首をひねってしまった。
逆に最終話は二話構成にして、もう少し盛り上げて欲しいとも感じた。
終わり方も続編を匂わせるし、そもそも結構大きめの謎でノータッチの部分もある。
一作目として考えれば上々だが、続編の予定がまったく出てこないところは不安だ。
ストーリーを追うだけなら12時間かからないくらいで終えられた。
今なら配信されていた日刊のナゾも揃っているのでまだまだ遊べるだろう。
ただ、自分はもうソフトを消してしまった。
容量上の問題があったのと、日刊のナゾを解くのにいちいち起動してとやるのは時間がかかるからだ。
スリープで即復帰できる状態にしておけば良いが、そうでないのであればちょっとやろうかな?で待つには長い時間かかる。
キャラクターや世界観など、魅力的な部分はある反面。
自分が重視して欲しいと思う部分と、作り手が重視している部分が噛み合っていないのでストレスを感じる部分も多かった。
演出面は豪華になったかもしれないが、自分はもっと軽快にナゾとストーリーを楽しめるソフトになっていて欲しかった。
ゲームを終えた結果として、アニメを見てみようかなという気持ちになっているので、ある意味ではうまく戦略にはまったのかもしれない。
ただ、このソフト単体で考えると……。
平凡といったところ。
悪いソフトではないし、現状のセール価格であれば十分に楽しめる。むしろお得。
でも、なんか微妙。いや、十分楽しめたんだけども。うん。
という複雑な気分になるソフトであった。
メインでもうちょっと気持ちよくプレイできる部分があればだいぶ違う。
おまけの充実っぷりはかなり凄いけど、そこに力を入れられても。
着替えとか、ほんとに着替えられるだけというか、おもしろい組み合わせにできたりとかは特にない。
遊びというよりは、よくできたカタログのように感じた。
ここ最近、イナズマイレブン絡みで迷走を繰り返している印象のあるレベルファイブであるが、本作に関しては元は2017年発売ということでよくまとまっている。
その後アニメも始まり、メディア展開としてもうまく噛み合っている。
そこから2020年現在になっても、その後の展開の音沙汰なしな辺りが、現在のレベルファイブの迷走っぷりを象徴しているのかもしれない。
一作で終わらせるにはもったいない作品だと感じるだけに、ゲームの続報が出てこないことが残念。
アニメを見たら印象が変わるのかもしれないというところに期待。
それもまた変な話ではあるけど。